カードローンのこと、結婚前に話すべきか迷っているあなたへ

カードローンの利用のことを、できるかぎり周りに話したくないという人の方が多いでしょう。確かに、昔に比べては薄まりましたが、悪いイメージが依然つきまとうカードローンのことは、周りに知られたくないものです。

しかしながら、結婚相手や家族にまで秘密にするというのも、考えものです。

自分の気持ちを第一に考えれば、カードローンのことは自分ひとりの胸の内にしまっておきたいことでしょう。返済もきっちりしているし、結婚相手に迷惑をかけないでこれまで通り自分ひとりで堅実に利用し続ける。そういう自信があるから、話さなくても大丈夫。そう思う方もいるかもしれません。

また、結婚したからといって、なんでもかんでも話すのは違うという考え方もあります。結婚相手にもプライバシーはあります。誰にも話せないことを、人間はひとりひとり抱えているものです。

しかし、カードローンとそのプライバシーはまた性質が違います。なぜなら、カードローンは具体的なお金のことだからです。

結婚すると、独身時代に比べてお金を自由に使えなくなります。結婚は深い愛情だけでするものではありません。生活をともにする約束を結ぶものです。人はひとりでは生きていけません。子どもを育てるのにも、ひとりでは大変なことが多いです。ですから結婚してお互いを支えあうのです。

生活をともにするということは、生きていくために必要なお金の管理もともにするということです。どちらがどれだけ働いてどれくらいのものなら購入してよいのかをお互いに把握しておかないと、あっという間に家計は火の車になり、二人の生活は成り立たなくなってしまうでしょう。

独身で、ひとりならば誰にも迷惑はかけないかもしれません。しかし、結婚相手のいる生活では、あなたのカードローンという隠し事が、相手に、相手の家族や友人や大切な人々に、迷惑をかける火種になりかねないのです。

結婚相手に話して、もしカードローンのことを反対された場合は、あなたが悪いと引き下がるのではなく、どのように解決するかお互いに納得いくまで相談するべきです。その場はつらいかもしれませんが、何年後、何十年後を考えると、絶対に無駄にはならないはずです。

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