利益が出ない日々が続いたがカードローンで何とか生活だけはできた
青森県在住 K.Kさん(49歳)
私は別にいろんな人たちが言っているような「起業をしよう!独立をしよう!」という考え方を簡単に賛同することはできません。確かに独立をすることでいいことはありますが、それが全てではないです。それにそんなにいいことばかりではないですからね。
なんでもそうですが、何かをやった方がいいという人は良い面ばかりを強調する傾向にあります。例えば商品を買おうとした場合、その商品のいい面を多くの人は押してくるでしょう。それは当たり前で、多くの販売員は売ることが仕事なのですから。
それと同じで起業を増やしたいという人にも、起業を増やすことが仕事につながる面があるのです。だからこそいいことばかりをいうことに終始しやすくなるわけです。それはもうどうやっても防げないことではありますが、現実はそう甘くありません。
私が独立した当初のことをお話すると、実は独立当初は全くと言っていいほど利益が上がりませんでした。ちゃんとした計画は立てていました。「これをこうして、利益がこれだけでて…」というような計画で、いろんな人に見せました。
中には独立している人にも見せましたが、問題無いというような感じだったのです。でも実際には利益が出なくて、カードローンを生活費に使っていたこともありました。比較的金利が低いカードローンを選んでいた時は、ほんとにギリギリの生活でした。
そしてぎりぎりの生活をしていた時に、カードローンも借りられなくなるというような不安で押しつぶされそうな時もありました。比較的借りやすいと言われているカードローンを借りるか…と悩んでいた時期もあったのです。
そこから私が今、独立して長くやって行けているのは運が良かったからです。他にお金を貸してくれる人がいたり、仕事を回してくれる人がいたり、多くの人が協力してくれたから今があるのです。簡単に独立は素晴らしいなんて言えるわけがありません。
若い人は騙されやすいですが、独立は無条件に素晴らしい訳ではありません。よく考えて決断をするようにしましょう。